mbedに、屋外の気温と湿度を測定するためのセンサーを接続しました。
使用したのは、Sensirion社のSHT11という、1チップで温度と湿度を測定できるもので、ストロベリーリナックスで購入しました。
こちらで購入すると変換プリント基板が付いてきます。

写真のように、プラスチックのシール容器にSHT11の基板を両面テープで貼付け、電話用の4芯ケーブルで接続しています。
SHT11は、I2Cインターフェースでデジタル接続できるので、ある程度ケーブルの長さがあっても大丈夫です。(これが屋外用にSHT11を選択した理由です)
当方は、5mの長さのケーブルで接続しましたが、特に問題なくデータのやり取りが行えています。mbedとは、データシートにある通り、10kオームの抵抗でデータラインをプルアップして接続しています。


シール容器の下部には、5mm程度の穴を複数開けて、空気が出入りできるようにしています。これで特に雨がシール容器内に吹き込んだりはしていません。

ベランダに設置したセンサーBOX

測定はmbedで10分毎に行われ、データはPHP POSTでサーバに送信し、csvファイルに保存されます。
測定結果をグラフ表示するPHPプログラムを作成しました。

屋外の温度と湿度変化グラフ表示

以下のリンクで、現在と昨日のグラフが表示できます。
調布市布田の温度、湿度、気圧グラフ表示

全体のソースコードは、ちょっときれいにしてから公開出来ればと思います。
(今は、つぎはぎでぐちゃぐちゃな状態なので)

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mbedマイクロコントローラーを使用した、データロガーを作成しました。

温度・湿度・気圧を測定して、Web/httpサーバーに送信します。
温度センサー(LM35)と湿度センサー(CHS-UGS)は、mbedのA/Dコンバーターで出力電圧を読んで各値に変換します。
気圧センサー(SPC1000)は、SPIインターフェースで接続され、デジタルで読み取ります。

データは10分毎に測定され、httpサーバーのPHPプログラムにpostメソッドで送信します。
サーバーでは、受信したデータをcsvファイルで保存し、以下のように別のPHPプログラムでグラフ表示させています。


今までは単体の気圧計等を使っていましたが、時系列の変化はもちろん追うことはできず、気象庁のデータをグラフ表示して利用していました。
(PHPのメニューに入れています)
これで、ネットに繋がっていれば、どこからでも自宅の温度・湿度・気圧変化がモニター可能になりました。

mbedは「高速プロトタイピング・マイコンモジュール」と呼ばれ、以下のような多くの特徴を持っています。

  • Analog・Digital In/Outや、SPI,I2C,USB,シリアル等、多種類のI/Fが小型のボードに全て集約されている。
  • EtherのI/Fも実装されており、安価なパルストランスを接続するだけでIP接続が可能になる。
  • PCとはUSBケーブルで接続でき、電源もそこから取れる。PCと接続せず、電源だけUSBから供給しての単体動作も可能。
  • USBから5Vで供給して、ボードから3.3Vを出力可能で、それが必要な外部ICの駆動に便利。
  • 基盤のヘッダが標準ピッチで並行なので、ブレッドボードに簡単に載せられる。
  • 開発ソフトエアがWebのクラウド上にあり、ブラウザだけあればプログラム作成可能。当然MacでもPCでもOKで、特別なソフトウェアのインストール等が不要。
  • 言語がC++で非常に柔軟にプログラム制御可能。
  • 多数のライブラリーを簡単に利用できる。特にWeb関係のhttpライブラリーが非常に充実しているので、Webサーバーとの連携やTwitterへの送信など高度な機能が実装できる。

特に最後のライブラリーが非常に強力で、PHPと連携するプログラムが簡単に実現できました。ベーシックなDHCPによるIPアドレスの取得から、PHP/POSTまでほんの数行で実現できるのには感動しました。
アナログ系の温度・湿度センサーは、センサー自体がデータをリニアに電圧に変換してくれるので、プログラムは単純換算するだけで簡単ですが、気圧の方はSPIのデジタル接続で、バス制御やコマンド受け渡しが複雑です。ところがなんとこのSPC1000用のライブラリが公開され、これで簡単に気圧測定データの読み込みが可能になりました。クラウド上の開発ツールは、世界中の開発者が作成した上記のようなライブラリーが無料で利用できるようになっており、非常にすばらしいと思います。

mbed 開発画面

現在は室内で測定しているだけですが、次のステップでは屋外にセンサーを設置して、そのデータを取り込めればと思います。

このmbedを使用すると、他にも面白いことが色々実現できそうです。
良い楽器(当方の場合リュートですが)を入手すると、自分の能力が何十倍にも拡大されたような興奮を感じることができますが、このmbedもそれと同じような気持ちにさせてくれます。

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東京喫茶店案内

以前から気になっていた、沼田元氣さんの「東京喫茶店案内」と「喫茶店百科大図鑑」を入手しました。どちらも新刊ではもう発売されていないので、古本で入手しました。

装丁が非常にすばらしく、細部にわたって凝りに凝っています。例えば表紙の裏(見返し)にさりげなく包装紙の図柄(日光陶器と書かれています)が使われていたりして抜群のセンスです。

日光陶器の見返し

また写真が実に良い感じで、おそらくフィルムカメラと思われますが、ちょっとレトロな色合いがとても素敵です。

間に「茶話」という短いエッセイが挟まれていますが、執筆陣が豪華で、例えばよしもとばななや渡辺満里奈、それからなんと水木しげるさんが書いているのには驚かされました。当方は東京都調布市在住なのですが、水木さんは調布市在住で地元の有名人であり、昨年(2010年)はゲゲゲブームにわきました。「喫茶店百科大図鑑」の方には鬼太郎がコーヒーを飲んでいる、とてもすばらしいイラストも掲載されています。どうも沼田元気さんはガロでも活動されていたようなので、そのつながりなのでしょうか?

なにより沼田さん自身が書かれているコラムがすばらしく、上記の美しい写真やイラストもあわせて、手に取って眺めているだけで幸せな気分になってきます。(その時おいしいコーヒーがあれば言うこと無し)

出版社が倒産したために、新刊での入手が出来なくなったようでとても残念です。最近はなにかと電子書籍が話題になっていますが、この本を所有するような喜びは、電子書籍では到底得ることは出来ないでしょう。

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非常に楽しみにしていた、泉麻人さんの新刊「東京ふつうの喫茶店」が発売になりました。

泉さんが自分の足で歩いて見つけた個性的な「喫茶店」をいつもながらの軽妙な語り口で紹介してくれています。

泉さんに近い世代の当方は、「巷にカフェは増えたけど、昔ながらの“喫茶店”はめっきり減ってしまった。カフェラッテやらエスプレッソマキアートやらを紙コップのフタの小穴からチューチュー吸いながら町を歩くのもたまにはいいが、中年男としてはかつて“サテン”と呼んでいたような店の方が落ち着く--」のくだりは大納得であります。

巷ではスタバ等のチェーン店系のカフェが増えており、どこの場所に行っても味や雰囲気など一定の品質が得られるメリットもありますが、旅先などでも同じチェーン店が溢れていたりするのを見ると、本当にがっかりします。

個性的な「喫茶店」の存在は、その街の魅力を司る重要な要素であると思います。
(いい街には、いい喫茶店がある)
本書に紹介されているお店は、どれも読んだら行ってみたくなるようなところばかりであります。
巻末に「定期入れに忍ばせておこう」と銘打たれた、小型マップが掲載されているのが実に心憎いです。

当方、以前から泉さんのファンで、玉電のイベントでサインももらってきました。

玉電イベントでもらった泉さんのサイン

玉電イベントでもらった泉さんのサイン


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液晶マックプラスを作成してから、音楽再生環境をitunes(Windows版)+0404USB DACにして、その再生音には満足しておりました。

ところが、本屋で「PCオーディオfan NO.2」という雑誌を立ち読みしていたら、Windows版のitunesはOS内部の「カーネルミキサー」を経由しており、それにより音質変化があるということが書かれていて、非常にショックを受けました。

itunesはMac OSでもWindowsでも同じだと思っていたのですが、Windowsのカーネルミキサー(XP)は内部でサンプリング周波数変換を行っているようで、これによりいわゆる「ビット・パーフェクト」な状態にはなっていないことがわかりました。
CDからアップル・ロスレスでリッピングしてitunesで再生すれば、そのままのビット配列状態でDACに送られると思っていたのですが、どうもそれは間違いであったようです。

このあたりの話は、以下のリンクに記載があります。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/136144401.html
http://www.mp3car.com/vbulletin/faq-emporium/88852-faq-what-bit-perfect.html

それで上述の「PCオーディオfan NO.2」を早速購入し、中で説明があったカーネルミキサーをバイパスする再生環境である「MediaMonkey+ASIO output」というのを試してみました。

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いやーまいりました。まさに一枚ベールが取れた感じです。
ピアノトリオで比較してみたのですが、空間的な響きの奥行きが増して、ハイハットの高音域が減衰していくディテールが聞こえるようになりました。各楽器の定位もよりはっきりと感じられます。

試しにMacOS(MacBook Pro)のitunesで再生すると、こちらもWin版より音が良いことがわかりました。
PCオーディオfanの記事によると、MacOS版のitunesの再生部分だけをより高音質のものに変える「Amarra」や「Pure Music」等のソフトウェアも出ているそうで、いやはや奥が深い。

当方が使用している、E-muの0404-USBというDACは、価格の割にかなり優秀なようなのでこちらはこのまま使用して、色々なソフトウェアやOS環境で比較してみようと思います。

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Mac Plus液晶化の鍵である、センチュリーLCD-8000Vの取り付け方法について解説します。

まず、Mac Plus本体からCRTや部品の実装された基板、FDドライブを全て取り除き、プラスチックのケースと金属フレームだけを残します。

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そして、CRTを止めていたケースのネジ受けポストを写真のように数mm、4箇所均等にやすりで削ります。この時ネジ穴に絶対に到達しないように注意深く削ります。

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LCD-8000Vを乗せてポストの内側にぴったり納まるまで削ります。

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日曜大工センターなどで売っている金属製の穴あきステーを利用して、液晶をケースに固定します。下の写真は長さ20cmのものを加工した例です。上部はそのままではケースに当たるので適当に内側に曲げます。あとCRT跡のネジ穴に合うように、上側の金属ステーの穴をやすりで広げます。

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このステーをLCD-8000Vに両面テープで貼り付け、CRTのネジ穴に長いタッピングビスでネジ止めします。(4 x 25mmを使用しました)
CRTを止めていたオリジナルのビスは長さが足りません。そしておそらくインチネジですので、同じ規格のものを見つけるのは難しいと思います。一般的に入手できるネジをそのまま使用しましたが、プラスチックのネジ穴で、一度タップされているので、何回も取り外しを行うことは無理があります。(当方は一度取り付けて、取り外しはまだ行ったことがありません)
一応脱落しないそれなりの強度で止まっているのですが、金属製のネジが切ってあるポスト等を埋め込むなどすれば、より強固に固定できると思われます。

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取り付けが完了した状態です。

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下の写真は前面から見たものです。
オリジナルに取り付けられていたCRTは湾曲しているので、ケースとフラットな液晶パネルとの間には少し隙間が出来ますが、あまり気にならないのでそのままにしています。
写真のようにCENTURYのロゴも見えていますが、こういった液晶パネルを製品化してくれたことに敬意を表してあえて隠しておりません。

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*この改造等は、個人的に行っているもので、これを見て作成され何らかの不具合・故障・事故等が発生しても、当方は一切責任を負いません。あくまでも自己責任で行い下さい。

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液晶Mac Plus

液晶Mac Plusを作成しました。

液晶MacPlus

Mac Plus(マックプラス)は自分で最初に買ったアップルのコンピューターで、当時は非常に高価でした。自分自身ではもっとも愛着を持てたマシンで、その後SE30、Centris610、PM7100、PM7300 etcを使用していきましたが、このPlusとSE30以外は躊躇なく処分しました。巷では以前からコンパクトマックに液晶画面を付けて復活させている試みがあり、自分もやってみたいと思っていたのですが、ついに実現することができました。
オリジナルのマックプラスは1986年に発売されたので、もう20年以上経っているわけですが、この愛らしいデザインはいまだに魅力的です。

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主にiTunesの再生用として使用しています。外部のDAC(e-mu 0404USB 写真右端)とは、AirMac Expressを経由して接続しています。(現在はUSBでの直接接続と併用しています)

iTunesではCDを全てApple loss lessでエンコードして取り込んでいます。オーディオ再生系は、高校生の時に作って以来使用しているEL-34シングル(UL5結)に今は亡きロジャースLS2の組み合わせで組んでいます。音質的には極めて満足度が高く、当方が別に使用している高級CDプレーヤーの再生音に全く引けを取りません。


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実は中身はEPSONのNP11-Vです。ここはMac Miniを入れたいところですが、NP11-Vの驚異のコストパフォーマンスと、コンパクトかつファンレスという仕様に魅かれてそれを使用してみました。オリジナルのマックプラスは、ジョブスの設計思想でファン等音を出すものがが入っておらず、静粛性が追求されていました。NP11-Vはハードディスクも非常に静かで、ケースに収めるとほとんど聞こえません。

心配していた発熱も今のところ問題なしです(下記、注 参照)。もともとマックプラスのケースには、冷却のため空気が対流するようスリットが多数設けられており、これが功を奏しているようです。NP11-Vそのものはいっさい加工せずそのまま使用しています。電源スイッチが右上部にあるのですが、背面の電池ボックスのあなから指を入れて電源投入しています。それほどやりにくい事もなく、スリープさせておけばあまり触ることは無いので問題なしです。

特にWindowsでもiTunesを起動してしまえば同じですし、あとはブラウザー(FireFox)くらいしか使わないのでNP11-Vにして良かったと思います。現代によみがえるジョブスの思想〜なんちゃって。

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今回の液晶化がうまくいったのは、このセンチュリーLCD-8000Vのおかげです。
最小限のマックプラス・ケース本体の加工で、ぴったりと収めることが出来ました。
このサイズの液晶で、VGA入力で使えるものは中々無く、あっても値段が非常識に高いものばかりでした。
詳しい取り付け方法は、別記事で紹介できればと思います。

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NP11-Vの本体への設置は、写真のようにクランプ一個で押さえているだけです。NP11-Vの台座裏面にはすべり止めが張られているので、これで特に動いたりはしません。(台座と本体は元々あまりしっかりは止まっておらず、ややぐらつきます)
NP-11Vは非常にコンパクトで、ケース内はまだまだ余裕があります。

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リアにはEtherとUSB2ポートを出しています。(背面はちょっと日焼けしてますが)

macplus-rear

もともとマックプラスのプリント基板が入っていたところに、秋月電子のユニバーサル基盤を同じ寸法に切断して入れています。当初ハンダ付けタイプのUSBコネクター等を付ける目論みでしたが、結局市販品のケーブルやEtherジョイントを両面テープで貼り付けているだけで済ませています。ケースの穴面に合わせるのが、この方が簡単でした。
特に、写真のUSB2基のケーブルは、ねじ穴寸法がケースのSCSI25ピンコネクターと全く同じでジャストフィットしました。

あと前面のキーボード用に設けられていた穴にも、それに合わせてUSBコネクターを基盤に付けています。

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NP-11Vは、USBコネクターが6基付いています。前述のUSBケーブルをハンダ付けタイプのUSBコネクターにピンヘッダー経由で接続しています。高さが低いのでケースに干渉することなく接続できます。

*この改造等は、個人的に行っているもので、これを見て作成され何らかの不具合・故障・事故等が発生しても、当方は一切責任を負いません。あくまでも自己責任で行い下さい。

(注)NP-11V自身の動作温度範囲スペックは、10~35℃です。ケースに収めてこれを越える場合もありますので、使用はあくまで自己責任で。

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渡辺広孝氏 作の8コース・ルネッサンスリュートを売却します。
(ご購入いただきました。ありがとうございました)

この8コースリュートは、2003年作でいわゆるボローニアタイプの楽器です。
当方、主にモリナーロを演奏するために購入したものです。
サウンド、コンディション共に非常に良い楽器なのですが、新しい9コースリュートを注文しており、楽器の置き場所も限られているのでこの8コースを売却することにしました。
渡辺さんのリュートは、現在ウエイティングがそれなりにかかるよう(正確には渡辺さんに確認していただきたく)ですので、長く待てない人はすぐに入手できるチャンスです。
また実際の音を確認していただけますので、安心かと思います。

リュートの基本情報:
渡辺広孝 氏作 8コース・ルネッサンスリュート(ボローニア・モデル)
2003年作
弦長=610mm 表面板上の木製フレットは、1/6コンマ・ミーントーンで配置
キングハム社製 グレーのハードケース付属

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