Performance

本サイト開設者によるLute演奏ファイルです。
フォーマットはMP3で、画面上のPlayerでの操作で再生が可能です。
今のところ日本リュート協会・会員コンサートのライブ演奏のみですが、自宅録音も研究中です。ライブ演奏ということで、若干ミスタッチが出ておりますが、ご勘弁ください。


Farewell / John Dowland

日本リュート協会・第9回会員コンサートでのライブ演奏・録音です。
(2007年4月21日 近江楽堂にて)
DowlandのFantasiaの中でも特に突出した作品だと思いますが、技術的には非常に難しく演奏は大変です。(まあDowlandはどの曲も演奏はとても難しいですが…)
個人的にリュート曲の中でも最も好きな曲のひとつで、長年この曲を演奏できるようになることを目標としてきたと言えるかもしれません。


Fantasia / Gregory Huwet

日本リュート協会・第5回会員コンサートでのライブ演奏・録音です。
(2005年4月23日 近江楽堂にて)
「Varietie of Lute Lessons,Robert Dowland 1610 London」に掲載されています。
この曲集はダウランドの息子:Robertの名前で出版されていますが、実際にはJohn Dowlandが編纂したのではないかとされており、さすがJohn Dowlandが選んだだけあって名曲の宝庫です。当時のヨーロッパ中の名手の作品が収められており、特にこのHuwetのFantasiaは傑作だと思います。
この曲については、ボストンでPaul O’Dette、日本でJakob Lindbergのレッスンを受けました。Jakob Lindbergから受けたレッスンの詳細内容は、 日本リュート協会の会報NO.13に掲載しました。
http://lute.penne.jp/lsj/?page_id=223
どちらのレッスンもすばらしかったのですが、彼らの要求を実現できるような超精密な演奏技術を身につけるのは並大抵なことではないと感じました。


Prelude & Fantasia / Nicolas Vallet

日本リュート協会・第5回会員コンサートでのライブ演奏・録音です。
(2005年4月23日 近江楽堂にて)
Nicolas Valletはフランス人ですが、オランダで活躍した作曲家です。
10コース・ルネッサンスリュートのための非常に魅力的な作品を多数残しています。
Nicolas Valletについての紹介記事を、日本リュート協会の会報NO.10に掲載しました。
http://lute.penne.jp/lsj/?page_id=223
あと、2004年にPaul O’Detteが来日した際、このFantasiaでマスタークラスを受講しました。あまりこういった曲でレッスンを受ける人はいないためか、非常に喜んでくれたことを懐かしく思い出します。
この会員コンサートでの演奏は、マスタークラスのレッスンでPaulからもらったアドバイスを可能な限り反映させて臨んだものであります。