液晶マックプラスを作成してから、音楽再生環境をitunes(Windows版)+0404USB DACにして、その再生音には満足しておりました。
ところが、本屋で「PCオーディオfan NO.2」という雑誌を立ち読みしていたら、Windows版のitunesはOS内部の「カーネルミキサー」を経由しており、それにより音質変化があるということが書かれていて、非常にショックを受けました。
itunesはMac OSでもWindowsでも同じだと思っていたのですが、Windowsのカーネルミキサー(XP)は内部でサンプリング周波数変換を行っているようで、これによりいわゆる「ビット・パーフェクト」な状態にはなっていないことがわかりました。
CDからアップル・ロスレスでリッピングしてitunesで再生すれば、そのままのビット配列状態でDACに送られると思っていたのですが、どうもそれは間違いであったようです。
このあたりの話は、以下のリンクに記載があります。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/136144401.html
http://www.mp3car.com/vbulletin/faq-emporium/88852-faq-what-bit-perfect.html
それで上述の「PCオーディオfan NO.2」を早速購入し、中で説明があったカーネルミキサーをバイパスする再生環境である「MediaMonkey+ASIO output」というのを試してみました。
いやーまいりました。まさに一枚ベールが取れた感じです。
ピアノトリオで比較してみたのですが、空間的な響きの奥行きが増して、ハイハットの高音域が減衰していくディテールが聞こえるようになりました。各楽器の定位もよりはっきりと感じられます。
試しにMacOS(MacBook Pro)のitunesで再生すると、こちらもWin版より音が良いことがわかりました。
PCオーディオfanの記事によると、MacOS版のitunesの再生部分だけをより高音質のものに変える「Amarra」や「Pure Music」等のソフトウェアも出ているそうで、いやはや奥が深い。
当方が使用している、E-muの0404-USBというDACは、価格の割にかなり優秀なようなのでこちらはこのまま使用して、色々なソフトウェアやOS環境で比較してみようと思います。
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