Mac Plus液晶化の鍵である、センチュリーLCD-8000Vの取り付け方法について解説します。
まず、Mac Plus本体からCRTや部品の実装された基板、FDドライブを全て取り除き、プラスチックのケースと金属フレームだけを残します。
そして、CRTを止めていたケースのネジ受けポストを写真のように数mm、4箇所均等にやすりで削ります。この時ネジ穴に絶対に到達しないように注意深く削ります。
LCD-8000Vを乗せてポストの内側にぴったり納まるまで削ります。
日曜大工センターなどで売っている金属製の穴あきステーを利用して、液晶をケースに固定します。下の写真は長さ20cmのものを加工した例です。上部はそのままではケースに当たるので適当に内側に曲げます。あとCRT跡のネジ穴に合うように、上側の金属ステーの穴をやすりで広げます。
このステーをLCD-8000Vに両面テープで貼り付け、CRTのネジ穴に長いタッピングビスでネジ止めします。(4 x 25mmを使用しました)
CRTを止めていたオリジナルのビスは長さが足りません。そしておそらくインチネジですので、同じ規格のものを見つけるのは難しいと思います。一般的に入手できるネジをそのまま使用しましたが、プラスチックのネジ穴で、一度タップされているので、何回も取り外しを行うことは無理があります。(当方は一度取り付けて、取り外しはまだ行ったことがありません)
一応脱落しないそれなりの強度で止まっているのですが、金属製のネジが切ってあるポスト等を埋め込むなどすれば、より強固に固定できると思われます。
取り付けが完了した状態です。
下の写真は前面から見たものです。
オリジナルに取り付けられていたCRTは湾曲しているので、ケースとフラットな液晶パネルとの間には少し隙間が出来ますが、あまり気にならないのでそのままにしています。
写真のようにCENTURYのロゴも見えていますが、こういった液晶パネルを製品化してくれたことに敬意を表してあえて隠しておりません。
*この改造等は、個人的に行っているもので、これを見て作成され何らかの不具合・故障・事故等が発生しても、当方は一切責任を負いません。あくまでも自己責任で行い下さい。
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