フランスバロック音楽の愉しみ〜古楽器による室内楽の夕べ
コンサートのご案内

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17世後半から18世紀初めにかけてのフランスでは、太陽王ルイ14世の統治下、宮廷や貴族の専属音楽家たちが活躍していました。
王侯貴族の寵愛を受けた作曲家たちの優雅で洗練された音楽を、当時使用されていた楽器による演奏でお届けします。

2014年12月3日(水) 19:00開演 18:30開場

小金井市民交流センター小ホール

JR 中央線武蔵小金井駅前(南口徒歩約1分) / 小田急バス、関東バス、
西武バス、京王バス「武蔵小金井駅」下車徒歩約1分
※ 駐車場はございませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。

フラウト・トラヴェルソ/リコーダー:国枝俊太郎
リュート:佐藤亜紀子
ヴィオラ・ダ・ガンバ:矢口麻衣子

プログラム

  • J. オトテール:フルートと通奏低音のための組曲ニ長調Op.2-1、ホ短調Op.2-4
    「プレリュードの技法」Op. 7 よりプレリュードト短調
  • A. ドルネル: フルートと通奏低音のための組曲ロ短調Op. 2 -2
  • M. マレ: ヴィオル曲集第1巻組曲ニ短調より
  • C. ムートン: リュート組曲ハ短調より

入場料:2,500円 (全席自由)
お問い合わせ、チケット予約:矢口 m1aytn@pc.email.ne.jp

フランス・バロック音楽の雅
コンサートのご案内

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太陽王ルイ14世(1638-1715)の時代、音楽は絶対君主に奉仕し王の栄光をたたえるためのものでした。大掛かりな音楽スペクタクルが繰り広げられる一方、王の居室では選り抜きの音楽家たちによる小規模なアンサンブルも演奏されました。フルートやオーボエのような管楽器もより繊細な表現が可能になるように改良され、アンサンブルで他の楽器と一緒に演奏されるようになりました。そしてルイ15世(在位1715-1774)の頃になると、音楽はより優美で繊細なロココ様式へと移り変わっていきます。フランス・バロック音楽の世界をお楽しみください。

2013年03月17日(日)  14:00開演 13:30開場
鶴見区民文化センター  サルビアホール(3F音楽ホール)(地図)

フラウト・トラヴェルソ/リコーダー:国枝俊太郎
バロック・オーボエ:大山有里子
ヴィオラ・ダ・ガンバ:矢口麻衣子
チェンバロ:岡田龍之介

プログラム

  • J. オットテール:トリオ・ソナタホ短調 Op. 3-4、トリオ・ソナタ ト長調 Op. 3-6、組曲 ト長調 Op.2-2
  • L=N. クレランボー:ソナタ ト長調「フェリシテ」
  • G. ル・ルー:組曲 ニ長調
  • M. マレ:組曲ト長調より(ヴィオール曲集第3巻)
  • A. D. フィリドール:リコーダーソナタ ニ短調
  • F. クープラン:クラヴサン曲集より


入場料:前売り券:3,000円、当日券:3,500円
お問い合わせ、チケット予約:
クラングレーデ コンサート事務局:concert@zav.att.ne.jp
電話、Fax:045-982-3201

イギリスのリュート製作家、Stephen Barber & Sandi Harrisに注文していた、13コース・バロックリュートが完成して、我が家に到着しました。

モデルは、 Johannes Jauck, 1734で、いわゆるジャーマン・テオルボと言われる、リュート族の中でも最も後期に作られたもののコピーです。

ロゼッタはシングルです。シンプルでバランスも良いと思います。
弦のスペーシングは、Robert Bartoの楽器と同じだそうで、ちょっとうれしい。

特徴的なのは、上記写真の3段ペグボックスで、低音番外弦の弦長が段階的に長くなっていきます。
これによって、突然弦長が長くなってテンションのギャップが起こる違和感が無くなります。
指板にはアールが付けられていて、押さえやすいです。(これもBartoが、アールがある方が良いと言っていた)

バックはメイプル(楓)です。私はこういった明るい色合いの方が好みです。

Stephen Barber & Sandi Harrisさんの楽器を購入するのはこれが初めてです。
初めての人に注文するのはリスクがあるのですが、リュート協会の会員の方で、この製作家のルネッサンスリュートを持っている人がいて、弾かせてもらったら良かったので、購入してみました。
(いろんな製作家の楽器の音を聞いたり、触らせてもらったり、意見を聞いたりできるのが、リュート協会の良いとこです)
あと、最初に問い合わせた時、納期が短かったのも決めた理由ですが、結局1年と3ヶ月かかりました。まあこれでも早い方だと思いますが。
(別の製作家の9コースはもう6年になるけど…いまだ完成せず)
そして、今、円高なので、価格的にもメリットを感じたところもあります。

楽器を受け取って、まず、安心したのが、弦高(アクション)とペグがパーフェクトだった点です。
この2点は、ほぼ自分で調整できないので、ここに問題があると非常に苦労します。
ペグとペグボックスは出来が悪いと、いくら石けん、チョーク等を使ってもスムースに調弦できません。そうなるとストレスがたまる一方で結局弾かなくなってしまいます。

音、鳴りや、音色については好みもあるのですが、当方は非常に気に入りました。
爆発的に鳴るという感じではないのですが、高音から低音までバランス良く響きます。
特に高音のハイポジションで、官能的に響くポイントがきちんとあり、弾いてて非常に気持ちが良いです。
ただ、最初に張られていた弦が、PVF(カーボン)で、かつ非常にテンションが高く、速攻で普通のキルシュナーに交換しました。
あのPaul Thomsonの楽器も、送られてきた時はカーボン弦が張ってあったそうで、イギリス人はこういうのが好きなんでしょうか??
弦についてはいろいろトライが必要と思い、ナイルガットやその他を早速発注しました。

ケースは定番のキングハムですが、イギリスの楽器を入れるので、色を「ブリティッシュ・グリーン」にしてみました。
なかなか良い色だと思います。

あと、輸送の梱包はこんな感じでした。

夏の高温下での輸送を心配していましたが、どこにも故障無く、問題ありませんでした。

 

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コーノ(珈琲サイフォン社)のビンテージ・コーヒーミルを入手しました。

ピンを持ち上げて挽きの粗さを調整する独特の構造

 

正月休み気分が抜けず、仕事いやいやモードが充満し、こんな時の現実逃避行動として良くやるのが古本屋巡りです。週末前の金曜日夕刻に早々に会社を引き上げ、阿佐ヶ谷にあるお気に入りの古本屋「コンコ堂」に行きました。

コンコ堂に向かう通りに、リサイクルショップがあるのですが、なんとは無しに覗いてみたところ、このミルが目に入りました。最近のミルに無いデザインで、ちょっとレトロな感じなのですが、金属のメッキ部分はさび等全くなくピカピカです。裏をみたらなんと、コーノ製ではないですか! コーヒー器具のページで紹介していますが、当方はコーノの木製のミルを愛用しており、その性能は非常に高く、折り紙付きであります。

もうコーノではミルを作っていないので、たまにオークション等で中古で出品されているのですが、かなり高額(〜数万円)で取引されています。まあ高いだろうな〜と思って値札を見ると、なんと1500円! 興奮して即、購入しました。

当方が持っているコーノのミルは、刃の部分が鋳物製のものですが、こちらは下の写真のように星形の部品が組み合わされた独特の構造です。コーノのミルで定評のあるのはこのタイプのもので、非常に均一に豆を挽く事ができます。

星形の鋼板が組み合わされた刃の部分

粉を受ける引き出し部分は、プラスチック製です。残念ながら静電気が発生して粉が張り付いてしまいます。
何か金属製のトレー等を探して入れれば改善できると思われます。

粉を受ける引き出し部分

コンコ堂で入手した「京都カフェ案内」

コンコ堂では木村衣有子さんの「京都カフェ案内」を見つけました。以前紹介した沼田元気さんの喫茶店の本のように、装丁が非常にすばらしいです。
こちらも非常にきれいな状態で、500円という安価な価格で購入できました。
また京都に行きたくなりました。

ミルコレクションと京都:六曜社の包装紙

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液晶SE30

先日、液晶Mac Plusのディスプレーを新しいLCD-8000DAに交換しました。それで、LCD-8000Vが余ったので、もう一台所有してるコンパクトマックのSE30に取り付けてみました。

LCD-8000Vを取り付けたSE30

SE30はコンパクトマックの中では最も人気が高かった機種で、当方もかなり長い間メイン機種として使用していました。
フロッグデザインによるシャープな造形は、Mac Plusとまた違った魅力があります。

LCD-8000Vの取り付けは、Mac Plusと同じ方法で大丈夫でした。Plusと同じ大きさのCRTが使用されていたので、、取り付け部分の作りも全く同じでした。

本当はこちらもMac miniとかを入れたいのですが、余っていたエプソンのNP-11vをとりあえず接続しました。
それで、たまたまMac OSの見た目をパクった「Pear OS Linux Panther」というのを見つけたのでインストールしてみました。
ちょっと使ってみたのですが、うーん、やっぱりMac OSのほうがいいや、ということで中古のMac miniをまた探します。

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以前、Mac Plusのディスプレーの液晶化をセンチュリーLCD-8000Vを使用して行いました。
このブログでも取り付け方法等を紹介していますが、非常にうまく行き、満足して使用していました。

ところが、センチュリーからLCD-8000Vを大幅にスペックアップした上位機種というべき、LCD-8000DAの発売がアナウンスされ、居ても立っても居られず、早速発売日に入手してMac Plusに取り付けてみました。

LCD-8000DAに交換したMac Plus

 LCD-8000DAは、LCD-8000Vと液晶サイズや外形寸法は全く同じで、筐体もほぼ同じです。
そのため、MacPlusへの取り付け方法も同じで、単純に交換するだけでOKでした。

LCD-8000DAは、8000Vに比較して、以下の点が良くなっています。

  • DVIがサポートされ、アナログVGAに比べて安定に接続できる。調整も不要で画質も大幅に向上。
  • 解像度がSVGA(800×600)からXGA(1024×768)にアップして、表示エリアが拡大された。輝度や視野角もスペックアップしている。
  • 無信号入力時に、バックライトがOFFするようになった。8000Vではマックをスリープ状態にすると青色の画面が出たままだったが、バックライトOFFで真っ暗になる。これでスリープが実用的に使用可能になった。

以上の改善点は非常に大きく、液晶Mac Plusの実用性が大幅に向上しました。
表示品質は非常に良く、解像度アップで表示エリアが拡大し、メインで使用しているAudirvanaは以前は横のドット数が足らず、画面から表示がはみ出していたのですが、下のように普通に表示できるようになりました。

Audirvanaとitunesの表示例

価格は8000Vより高くなりますが、上記のメリットは圧倒的です。
LCD-8000DAはコンパクトマック液晶化の決定版と言えると思います。

LCD-8000DAで実用性が大幅に向上した液晶Mac Plus

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mbedによる消費電力測定システムを作成して使用していましたが、自宅の分電盤は「単相3線式」になっており、電流センサー一つでは片系の電力しか測定していない事がわかりました。

中部電力のサイトに、「単相3線式」を説明する図がありました。

100Vは赤と黒の2系統あるので、センサーをそれぞれに付けて電流を測定する必要があります。
さっそく、電流センサーと回路を増設しました。

分電盤とmbedによる測定システム

赤、黒それぞれに電流センサーを接続

ブレッドボード上に回路を増設

mbedをのせているブレッドボードは、まだ余裕があったので、同じ回路を増設し、アナログ入力ポートを追加しました。
測定データが増えるだけなので、ソフトウェアの変更も簡単に終わりました。

下は結果表示のグラフ例です。

2系統の消費電力グラフ表示

 冬になって、暖房や浴室乾燥機を使用するようになり、消費電力が増えてきました。
どの機器が消費電力が大きいか、視覚的にわかるので非常に便利です。

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mbedを使用して、自宅の電力消費量を測定し、ロギングするシステムを作成しました。

分電盤の横に設置したシステム

分電盤に電流センサーを取り付け、出力をmbedのAnalog inで測定し、webサーバーに送信します。
電流センサーは、U_RDという会社のCTL-10-CLSクランプ型センサーを使用しました。クランプ部分が開くようになっていて、分電盤の電源ラインに容易に取り付け可能です。

センサーで測定した電流が電圧に変換されて出力されます。それを技術情報に掲載されている「平均値整流型電流変換回路」で直流電圧にして、mbedで測定します。センサーはブレーカーの入り口のケーブルに取り付けました。

ブレーカに取り付けた電流センサー

mbedは、ブレッドボードに載せて、適当なプラスチックケースに納めました。ブレッドボード上に上記技術情報にある変換回路を実装しています。

ブレッドボードに実装したmbedと平均値整流型電流変換回路

平均値整流型電流変換回路

RLは100Ωで、ブリッジのダイオードは指定通り電圧降下の低いショットキーバリアーを使用しています。
交流電流Ioと出力電圧Eoは以下の変換式で表されます。

出力電圧 Eo=0.9・K・Io・RL/n(VDC)

n(巻数)はこのセンサーでは3000になります。kはRL=100Ωの場合、1になります。(センサー特性より)
この式で交流電流Ioを算出し、電力に変換しています。

Etherインターフェースは、PLANEXのMZK-RP150Nをコンバーターモードで使用して、無線LANに変換しています。
マッチ箱程度の大きさで、非常に小型です。
電源は、AC100Vを近くまで延長し、小型の2ポートUSB電源を使用してmbedとMZK-RP150Nに供給しています。
ケース内に入れると電波到達や発熱が心配なので、両面テープでケースの前面に貼付けています。

ケースに貼付けたUSB電源と無線LANアダプター

電流を約2秒に1回測定し、Webサーバーに平均値を10分間隔で送信しています。
webサーバーには、mbedからデータを受け取ってテキストファイルに保存するPHPプログラムを置いています。

保存されたテキストファイルを読んで、グラフに表示するPHPプログラムも合わせて作成しました。

PHPによるグラフ表示

これで、どこからでも自宅の電力消費量を確認できるようになりました。
グラフ上部には消費電力の積算値をKWhで表示しています。
mbedとPHPのソースコード詳細は別途掲載できればと思います。

*このシステムの作成は、個人的に行っているもので、これを見て作成され何らかの不具合・故障・事故等が発生しても、当方は一切責任を負いません。あくまでも自己責任で行い下さい。

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ほぼ完成した液晶Mac Plusですが、キーボードはその辺の適当なものを流用していたので、デザインバランスが今ひとつでした。

同じアップルのキーボードを組み合わせるのも芸が無いので、他に何かいいものが無いか物色していたのですが、任天堂のポケモンタイピングDS用のキーボードが、Bluetooth接続でMacでも使用できるという記事を見て、これは使えそうだということで購入してみました。

非常にデザインが良く、JISキーボードなのですが、キートップには仮名表記が無く、英字キーボードのようです。

色が白で、Mac Plusのベージュっぽいボディーと若干乖離がありますが、バランスは悪くないと思います。
キーボードとしての使いやすさも非常に良く、とても気に入っています。

Bluetooth接続でケーブルが無いのもポイントが高いです。

マック用としてのキーの割当も特に問題なく、Fnキーを使ったショートカットも普通に使用できます。

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Musical Fidelity A1の中身をLM3886に入れ替えて、発熱の少ないアンプに改造した件を前の記事で紹介しました。
それで、流用していた電源部のコンデンサーの耐圧が不足しているため、新しいものに交換しました。

左:オリジナル 右:交換したコンデンサー

若松通商で4個1000円で売っていた、エルナーのFor Audio 8200μ/35Vに交換しました。
オーディオ用なのに非常にリーズナブルです。
オリジナルより高さがあるので、横に寝かせて両面テープで基板に貼付けました。

入れ替えたA1内部

電源電圧 27Vに対してコンデンサーの耐圧35Vでスペック内に入り、これで安心して使用できます。

A1 LM3886バージョン完成!

Rogers-MacPlus-A1

シャーシを組み立てて、音出し・エージングを行っていますが、LM3886のサウンドは良好です。
あと、Rogers、MacPlusとのデザイン・コンビネーションもとても気に入っています。

中身だけ入れ替えシリーズ第2弾完成

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