9月 2022

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会報 NO.39 発行

日本リュート協会は、会報NO.39(2022年9月号)を発行いたしました。

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今号は、以下の記事が掲載されています。

 ・第11回マウリツィオ・プラトラ国際古楽コンクール優勝報告 <会所 幹也>
ドイツ在住のリュート奏者、会所幹也氏は、世界で唯一リュートソロ部門を持つ第11回マウリツィオ・プラトラ国際古楽コンクールで、堂々の1位優勝を獲得しました。これは日本人では、2013年第3回大会で1位となった坂本龍右氏に次いで二人目の快挙です。本記事は会所氏ご本人による貴重なコンクールの参加レポートです。

 ・理想の公開レッスンを求めて <小堀 聡>
筆者はこれまで数々のリュート奏者の古楽セミナー やマスタークラスのサポートをする機会があり、その際に自分なりの「理想の公開レッス ン」を実現しようと試みてきました。まだ改善の余地はあるものの、かなり理想に近い形のものが開催できるようになってきています。本稿ではそれらの公開レッスンでの試行錯誤と実際のノウハウについて紹介しています。

 ・ヴィンチェンツォ・カピローラの生涯の記録 <渡辺 広孝>
会報NO.35に掲載した「カピローラ リュートブック序文」の日本語訳から、種々のトピックをピックアップして詳細な解説を加える連載の第3弾は、カピローラの生涯についてです。現在参照可能なカピローラに関する文献から、関連する記録を参照し「カピローラ、イギリス渡航&活動説」や「カピローラ=ヴィダル同一人物説」など、興味深いテーマについて解説しています。

 ・どんな調でも怖くない、手( と積み木)で覚える音階練習 (2) <蓮見 岳人>
「オクターブの中には2つの半音があり、ドレミファとソラシドは全くの相似形、だから12種類ある長音階を全て個別に練習する必要はない」という点に着目し、音楽理論の基礎と実践を、指遣いを覚えながら身につけていく連載の第2弾です。今回は実際の練習方法を、譜例や図式を使って解説します。

 ・みんなが弾けるリュート曲 <小出 智子>
「最初から難しすぎるリュート曲に挫折する人を少しでも減らすために、ちょっとでも簡単で楽に弾ける曲を!」をコンセプトにオリジナル曲を掲載する連載の第4弾です。

 ・会員コンサート報告
いつも使用していた近江楽堂が使用できなくなり、新たにhall60(ホールソワサント)での開催となりました。新しいホールの響きや弾きごごちはどうだったか?演奏者のコメントを掲載しています。

・新入会員自己紹介

・新譜紹介
引き続き非常に多数の意欲的なリュートに関する新譜がリリースされています。特に日本のレコード芸術誌でも特選版に選ばれるようなアルバムも複数あり、実際にリュートを演奏するレビュアーによるディープな解説が掲載されています。

・新刊紹介
・総会報告
・理事会からのお知らせ

・新任理事紹介
日本リュート協会は新たに⻄日本支部を設立しました。それに伴い新たに関西から2名の理事が就任し、活動を開始しています。