Articles by editor

You are currently browsing editor’s articles.

会報 No.42 発行

日本リュート協会は、会報NO.42(2024年2月号)を発行いたしました。
NewsLetter42_top
今号は以下の記事を掲載しています。

・ジュリオ・チェーザレ・バルベッタについて <会所幹也>

・「弾いて、読んで、聴いて!16世紀音楽にどっぷり浸かる1日」@GGサロン(2023/9/11)<坂本龍右>
     参加レポート:<久野美穂、阿矢谷充>

・Xavier Diaz-Latorre さんによる「ミニレクチャー」レポート <小出智子>

・Xavier Díaz-Latorre氏 バロックギター・リサイタル 報告 <竹内 茂夫>

・今村泰典氏マスタークラス報告 <小堀 聡>

・瀧井レオナルド氏 テオルボ・リサイタル 報告 <小堀 聡>

・瀧井レオナルド氏 マスタークラス 報告 <小堀 聡>

・第41回 秋の会員コンサート(関西)報告 <小堀 聡>

・みんなが弾けるリュート曲:In the Bleak Midwinter <小出智子>

・新入会会員 自己紹介

新譜紹介:
・アレッサンドロ・ピッチニーニ リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集 <佐藤亜紀子、西島弘>
・Lute partitas vol 4, Sylvius Leopold Weiss:Jaroslaw Lipski

・理事会からのお知らせ

・添付楽譜
バッハ「オーボエとヴァイオリンの ための協奏曲」より
二楽章・ラルゴ BWV 1060R <蓮見岳人>

日本リュート協会 後援イベントのご案内です。

朗読音楽会「ロバのおうじ」

20240323ロバのおうじ@福岡表

20240323ロバのおうじ福岡裏

<日時>2024年3月23日(土)開演15時(開場14時30分/終演16時30分予定)
<場所>箱崎水族舘 喫茶室(福岡県福岡市東区箱崎1-37-21)
https://www.hakosui.net

JR「箱崎駅」より徒歩8分/地下鉄「箱崎宮前駅」より徒歩7分

 <出演>
小島香奈子(朗読)https://roudokubiyori.hatenablog.com 
永田斉子(リュート)https://www.seikonagata.com

 <プログラム>朗読音楽会「ロバのおうじ」(挿絵の投影付き)&リュート・ミニコンサート

 <料金>3,500円(1ドリンク付・要予約)

 <ご予約・お問合せ>robalute@gmail.com  080-5006-1305(永田)

*お名前・人数・連絡先(電話番号)をお知らせ下さい。
予約完了の返信をもって予約確定となります。
ご精算は当日会場にて承ります。

<共催>朗読ここ・からあなたへプロジェクト事務局&ルミエールプロジェ
<後援>福岡市/(公財)福岡市文化芸術振興財団/国際芸術連盟/
(一社)日本朗読検定協会/日本リュート協会

<詳細情報>https://seikonagata.com/2024/02/07/robalute20240323/blog

<参考:朗読音楽会「ロバのおうじ」サイト> https://seikonagata.com/projects/robalute

 

会報 No.41 発行

日本リュート協会は、会報NO.41(2023年9月号)を発行いたしました。

NewsLetter41_top

今号は、以下の記事が掲載されています。

・【追悼】岡本一郎氏を偲んで:<小堀 聡>

・野入志津子氏講習会報告:<小堀 聡>

・バード・イヤーにやってみたかったこと:<坂本 龍右>

・東映70周年記念映画「レジェンド&バタフライ」 リュート監修秘話:
<久野 幹史>

・連載 みんなが弾けるリュート曲 『死は終わりにあらず』 <小出 智子>

・第40回 春の会員コンサート報告

・新譜情報:<会報編集部>

・「完訳とりどりのリュート曲撰」上梓にあたって <中川 祥治>

・総会報告

・理事会からのお知らせ

・訃報 金子 浩氏

・添付楽譜

バッハ「平均律曲集・第一巻」より 8番・プレリュード変ホ短調 / フーガ嬰二短調 BWV 853

― バロックリュート編曲版 <蓮見 岳人>

 

会報 NO.39 発行

日本リュート協会は、会報NO.39(2022年9月号)を発行いたしました。

NewsLetter39_top

今号は、以下の記事が掲載されています。

 ・第11回マウリツィオ・プラトラ国際古楽コンクール優勝報告 <会所 幹也>
ドイツ在住のリュート奏者、会所幹也氏は、世界で唯一リュートソロ部門を持つ第11回マウリツィオ・プラトラ国際古楽コンクールで、堂々の1位優勝を獲得しました。これは日本人では、2013年第3回大会で1位となった坂本龍右氏に次いで二人目の快挙です。本記事は会所氏ご本人による貴重なコンクールの参加レポートです。

 ・理想の公開レッスンを求めて <小堀 聡>
筆者はこれまで数々のリュート奏者の古楽セミナー やマスタークラスのサポートをする機会があり、その際に自分なりの「理想の公開レッス ン」を実現しようと試みてきました。まだ改善の余地はあるものの、かなり理想に近い形のものが開催できるようになってきています。本稿ではそれらの公開レッスンでの試行錯誤と実際のノウハウについて紹介しています。

 ・ヴィンチェンツォ・カピローラの生涯の記録 <渡辺 広孝>
会報NO.35に掲載した「カピローラ リュートブック序文」の日本語訳から、種々のトピックをピックアップして詳細な解説を加える連載の第3弾は、カピローラの生涯についてです。現在参照可能なカピローラに関する文献から、関連する記録を参照し「カピローラ、イギリス渡航&活動説」や「カピローラ=ヴィダル同一人物説」など、興味深いテーマについて解説しています。

 ・どんな調でも怖くない、手( と積み木)で覚える音階練習 (2) <蓮見 岳人>
「オクターブの中には2つの半音があり、ドレミファとソラシドは全くの相似形、だから12種類ある長音階を全て個別に練習する必要はない」という点に着目し、音楽理論の基礎と実践を、指遣いを覚えながら身につけていく連載の第2弾です。今回は実際の練習方法を、譜例や図式を使って解説します。

 ・みんなが弾けるリュート曲 <小出 智子>
「最初から難しすぎるリュート曲に挫折する人を少しでも減らすために、ちょっとでも簡単で楽に弾ける曲を!」をコンセプトにオリジナル曲を掲載する連載の第4弾です。

 ・会員コンサート報告
いつも使用していた近江楽堂が使用できなくなり、新たにhall60(ホールソワサント)での開催となりました。新しいホールの響きや弾きごごちはどうだったか?演奏者のコメントを掲載しています。

・新入会員自己紹介

・新譜紹介
引き続き非常に多数の意欲的なリュートに関する新譜がリリースされています。特に日本のレコード芸術誌でも特選版に選ばれるようなアルバムも複数あり、実際にリュートを演奏するレビュアーによるディープな解説が掲載されています。

・新刊紹介
・総会報告
・理事会からのお知らせ

・新任理事紹介
日本リュート協会は新たに⻄日本支部を設立しました。それに伴い新たに関西から2名の理事が就任し、活動を開始しています。

 

日本リュート協会・後援イベントのご案内です。

【対話する音楽2022】デンマーク宮廷のギター音楽
〜シャルロッテ・アマーリエ王女の音楽帳より、バロックギターのデュオ・ソロ作品〜

20220827-0901

<日時>2022年8月27日(土)・9月1日(木)
    *同内容の2公演  19:30開演(19時開場)
<場所>学下コーヒー(東京/東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅より徒歩3分)

<出演>西垣林太郎・永田斉子(バロックギター)

 <プログラム>
N.Diesel ディーゼル:組曲(ニ長調)、組曲(ニ短調)リゴドン、ラメント
J.F.Fibiger フィビガー:シャコンヌ、フォリア、組曲(ト長調)ほか。

<料金>3500円(1ドリンク付)各回15席限定(要・予約)

<申込先>order@seikonagata.com   tel : 080-5006-1305(永田)
*予約受付開始:2022年7月29日(金)より

<主催>コンサートプロデュース・ルミエールプロジェ
<後援>日本リュート協会・デンマーク王国大使館

<詳細情報>https://seikonagata.com/2022/06/23/20220827-0901guitarduo/blog

チラシpdfファイルのダウンロードは以下のリンクをクリックください。
20220827-0901

狭い会場での開催になりますので、コロナ感染防止対策としてこのコンサートではトークを行いません。
代わりに、別の日時に、広い会場にて、プレトークイベントを予定しています。
こちらはすでに予約開始となっております。

<関連イベント>
2022年7月28日(木)19時~20時30分 
東麻布協働スペース(旧飯倉小学校) 
詳細情報:https://atelierfermata.jimdofree.com

 

日本リュート協会では、春の会員コンサートを開催いたします。

開催日:2022年5月29日(日)

開演時間:14:00(開場13:30)

会場:hall60(ホールソワサントhttp://hall60.com/ )
 東京都渋谷区神宮前6-34-14 原宿表参道ビルB2F
 東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前(原宿)駅」から徒歩1分
 JR 「原宿駅」から徒歩5分

入場無料
どなたでもお聞きいただけます。
今回も、新型コロナウイルス感染症対策を実施いたします。
ご来場のみなさまに、以下のご協力をお願いいたします。

=====================================
(1)受付にて、検温を実施いたします。発熱が確認された場合は入場をお断りします。
(2)受付にて、氏名・連絡先のご記入をお願いします。ご協力いただけない場合は入場をお断りします。
いただいた情報は、主催者が3週間保管し、その後廃棄します。必要に応じて保健所等の機関に提供する場合があります。
(3)受付にて、アルコールによる手指消毒をお願いいたします。ご協力いただけない場合は入場をお断りします。
(4)会場内では、マスク着用をお願いいたします。ご協力いただけない場合は、退場していただきます。
(5)開演後、演奏が終わるごとにCO2濃度を測定し、CO2濃度が1000ppm程度を超えた場合は、5分間休憩して換気を実施いたします。
=====================================

出演者とプログラム

出演者 楽器 作曲者・曲目

米田 考

バロックリュート

Johannes Fresneau(ヨハネス・フレスノー)

・Les Larmes(涙)
・Tombeau(トンボー)
・Chaconne(シャコンヌ)

阿矢谷 充

ルネサンスリュート

Jean-Paul Paladin
・Fantasia
・Anchor Che Col Partir (Cyprien De Rore)
Guillaume Morlaye
・Pavane
G.G Kapsberger
・Toccata Vi

Cornelia

小嶋 茂

保坂 あゆみ


ルネサンスリュート

コルネット

John Dowland
・Clear or cloudy
・Dear, If you change
・Lachrime J.Dowland(リュートソロ)
・Time stands still”

松尾 英樹

テオルボ

R. de Visee   Suite G majorから

1) Prelude
2) Chaconne
G. Kapsberger - Libro Quarto D´Itavolatura Di Chitarone (Roma 1640) から
1) Passacaglia
2) Toccata 8ta”

久野 美穂

ビウエラ

Miguel de Fuenllana
・De antequera sale el moro
Alonso Mudara
・Fantasia facil
・Pavana de Alexandre
・Gallarda
Luis de Narváez
・La Canción del Emperador
Francisco Paez
・Seis Diferencias de Vacas”

La voce del Seicento

竹内茂夫

長井和泉

 


テオルボ

ソプラノ

B. Castaldi:
・Tamburra corrente

G. Caccini:
・Fortunato augellino

B. Castaldi:
・Cecchina corrente

G.G. Kapsperger:
・Florete flores

会報 NO.38 発行

日本リュート協会は、会報NO.38(2022年2月号)を発行いたしました。

NewsLetter38_top

今号は、以下の記事が掲載されています。

・今村泰典氏マスタークラス報告 <小堀 聡>
国際的に活躍するリュート奏者・今村泰典氏によるマスタークラスのレポートです。昨年10月に京都(+オンライン)で開催されたマスタークラスは、リュート系の受講者の全員が当協会の会員でした。開催の経緯、当時の様子、感染対策など、主催者からのレポートとともに、受講者本人からのコメントを、写真、譜例付きでレポートします。

・今村先生公開レッスンメモ <小出智子>
マスタークラスで受講者と聴講者に配布した資料、受講時のメモ、受講前後の講師との応答をまとめた、かなり詳細なレポートです。カラーの譜例、原典ファクシミリからの譜例、参考動画へのリンクも入っています。

・ポプキンソン・スミス氏退官記念イベントレポート <坂本龍右>
⻑年に渡りバーゼル・スコラ・カントルムで指導にあたっていたホプキンソン・スミス教授の退官記念イベントは、コロナ禍のため、限られた関係者のみの「内輪の会」でしたが、その会に招待され、演奏したバーゼル在住のリュート奏者・坂本龍右氏がイベントの様子を詳細にレポートします。他では触れることのできない貴重なレポートです。

・第 37回 秋の会員コンサート報告
年2回開催の会員コンサートレポートです。近江楽堂での開催は、今回が最後となるかも知れません。

・Le Luth Doré® 出版楽譜・教則本 <小出 智子、阿矢谷 充、米田 考>
楽器の製作・販売だけでなく、楽譜の出版事業も展開する「Le Luth Doré®」の、極めてハイクオリティな出版物を、実物の写真などとともに紹介します。

・新譜情報
コロナの影響もあってか、リュート関係も多くの新譜がリリースされています。動画やデジタル配信サービスへのリンクも掲載しています。

・みんなが弾けるリュート曲 <小出 智子>
「最初から難しすぎるリュート曲に挫折する人を少しでも減らすために、ちょっとでも簡単で楽に弾ける曲を!」をコンセプトにオリジナル曲を掲載する連載の第3弾です。

・バロックリュートで弾いてみる 日本の伝統音楽 <蓮見岳人>
  練習の基本の「キ」は、1回休載とし、今回は、日本の古い音楽をバロックリュート用(それもスコルダトゥーラ!)にアレンジしたものを3曲。


・理事会からのお知らせ

日本リュート協会では、秋の会員コンサートを開催いたします。

開催日:2021年11月20日(土)

開演時間:14:00 (開場13:30)

会場:近江楽堂東京オペラシティ内

入場無料
どなたでもお聞きいただけます。
今回も、新型コロナウイルス感染症対策を実施いたします。
ご来場のみなさまに、以下のご協力をお願いいたします。

=====================================
(1)受付にて、検温を実施いたします。発熱が確認された場合は入場をお断りします。
(2)受付にて、氏名・連絡先のご記入をお願いします。ご協力いただけない場合は入場をお断りします。
いただいた情報は、主催者が3週間保管し、その後廃棄します。必要に応じて保健所等の機関に提供する場合があります。
(3)受付にて、アルコールによる手指消毒をお願いいたします。ご協力いただけない場合は入場をお断りします。
(4)会場内では、マスク着用をお願いいたします。ご協力いただけない場合は、退場していただきます。
(5)ソーシャルディスタンスを確保するため、座布団を置いていない座席には、ご着席いただけません。ご協力いただけない場合は、退場していただきます。
(6)開演後、演奏が終わるごとにCO2濃度を測定し、CO2濃度が1000ppm程度を超えた場合は、5分間休憩して換気を実施いたします。
=====================================

出演者とプログラム

出演者 楽器 作曲者・曲目

宮里 安矢

福岡恵

ビウエラ

リコーダー

The Division Flute 他 

山岡明子

バロックリュート

・The Chancellour’s farewell 〜John Mclauchland  /   Beck
・Sugar candie 〜John red
・When she came in, she bobbed 〜John Mclauchland  /  Beck

(スコットランドのリュート音楽)

Cornelia

小嶋 茂

保坂 あゆみ

テオルボ

サックバット 
John Dowland
・Go Crystal Tears
・Come Heavy Sleep 

 

久野 美穂

 

久野 幹史

 

ルネサンスリュート John Dowland
・The King of Denmark, His Galliard
・Piper’s Pavan
・Captain Digorie Piper’s Galliard
・Lord Willoughby’s Welcome Home(デュエット) 

La voce del Seicento

竹内茂夫

長井和泉

 

 

テオルボ

ソプラノ

Giovanni Girolamo Kapsperger:
・O Sacrum Convivium (Libro Primo di Mottetti Passeggiati à una voce. Roma, 1612)
・Cantate Domino
・Canzone Prima (Libro Quarto d’intavolatura di chitarone. Roma, 1640)

Claudio Monteverdi:
・Salve Regina (Ghirlanda sacra, ed. by Leonardo Simonetti scielta da diversi eccellentissimi compositori de varii motetti à voce sola Libro Primo Opera Seconda.  Venetia, 1625)

米田 考

バロックリュート

David Kellner:

・Chaconne

松尾 英樹

テオルボ

Girolamo Kapsberger – Libro Quarto D´Itavolatura Di Chitarone (Roma 1640)
・Kapsberger
・Canario
・Bergamasca
・Passacaglia
・Toccata 8ta

吉田 充

バロックリュート

J. S. Bach
・Siciliana  B-dur   BWV1001
・Fuga     G-moll  BWV1000

阿矢谷 充

ルネサンスリュート

 Marco Dall’Aquila
・Ricercar #24

John Dowland
・Solus Cum Sola (P10)
・Pauana Douulant
(1622 Myliusの写本より)

会報 NO.37 発行

日本リュート協会は、会報NO.37(2021年9月号)を発行いたしました。

NewsLetter37ss

今号は、以下の記事が掲載されています。

・フランチェスコ・ダ・ミラノに挑む 2021 年 〜il divino challenge の舞台裏〜 <坂本 龍右>
バーゼル在住のリュート奏者・坂本龍右氏は現在、画期的なプロジェクト「フランチェスコ・ダ・ミラノによるリチェルカーレとファンタジア全曲の演奏動画の収録」を進めています。
「il divino:神がかり的」と呼ばれ、教皇レオ10世に仕えて当時の音楽家としては破格の評価と待遇を受けていたフランチェスコですが、残念ながら現代ではリュート業界と一部の古楽愛好家以外には、それほど知られていないというのが実態です。本記事は、そんなフランチェスコの音楽に深く切り込んでその素晴らしさを明らかにしてくれるこのプロジェクトの舞台裏について、坂本氏自身の言葉で詳しく解説しています。

・ダンスが踊れないと舞曲は弾けないのか?  赤塚健太郎『踊るバロック〜舞曲の様式と演奏をめぐって』を手がかりとして <永田 ⻫子>
リュート・ソロ曲の多くはパヴァーヌやガイヤルド、バロックの組曲などの「舞曲」からなりますが、これらを演奏する際に「踊りのテンポ」と「弾けるテンポ」 の狭間で悩むことが多々起こります。本記事では、リュート奏者の永田⻫子氏が、赤塚健太郎氏の著作『踊るバロック〜舞曲の様式と演奏をめぐって』を手がかりに、このジレンマに鋭く切り込みます。本記事を読めば、リュートの舞曲を演奏する際の大きな指針になること間違いなしです。

・カピローラの弦の張り方の「秘訣」 <渡辺 広孝>
カピローラ序文中の色々なトピックに詳細な解説を行う連載の第2弾は、「弦の張り方の秘訣」です。リュートのブリッジには構造的な欠陥があり、太いガット弦のバスを張ると、オクターブ弦との間に生じるハイポジションでの音程差が顕著になってきます。本記事ではカピローラ序文中に触れられているこの問題への対処方法(秘訣)を詳しく解説します。

・どんな調でも怖くない、手で覚える音階練習 (1) <蓮見 岳人>
「オクターブの中には2つの半音があり、ドレミファとソラシドは全くの相似形、だから12種類ある長音階を全て個別に練習する必要はない」という点に着目し、音楽理論の基礎と実践を、指遣いを覚えながら身につけていくコスパ満点の練習方法を、譜例付きで紹介します。

・LSA Online Lute Fest体験記 <小出 智子>
2年に一度、リュート界のレジェンドや新進気鋭の奏者を講師に招いて大規模に行われるアメリカリュート協会(LSA)の夏の講習会「Lute Fest」ですが、今年はコロナの影響で初のオンラインでの開催となりました。リュート奏者の小出智子氏が実際にこれに参加し、詳細にレポートします。オンライン開催とリアル開催それぞれのメリット・デメリットにも触れています。

・バロック・リュート低⾳弦の減衰・倍音特性(ガット弦とCD弦) <尾瀬 和雄>
前号の記事「バロック・リュート低音弦の減衰・倍音成分を実測する」の評価方法を用いて、バロックリュートでのガット弦とCD弦の特性の実測を行っています。バスライダー型とスワンネック型の比較データも掲載されています。

・第36回 春の会員コンサート報告
・新譜紹介
コロナの影響もあってか、数多くのリュートの新譜がリリースされています。全部で14枚の新譜の情報を紹介し、動画やデジタル配信サービスへのリンクも掲載しています。

・みんなが弾けるリュート曲 <小出 智子>
「最初から難しすぎるリュート曲に挫折する人を少しでも減らすために、ちょっとでも簡単で楽に弾ける曲を!」をコンセプトにオリジナル曲を掲載する連載の第2弾です。

・総会報告
・理事会からのお知らせ

日本リュート協会では、春の会員コンサートを開催いたします。

開催日:2021年4月17日(土)

開演時間:14:00 (開場 13:30)

会場:近江楽堂東京オペラシティ内

入場無料
どなたでもお聞きいただけます。
今回も、新型コロナウイルス感染症対策を実施いたします。
ご来場のみなさまに、以下のご協力をお願いいたします。

=====================================
(1)受付にて、検温を実施いたします。発熱が確認された場合は入場をお断りします。
(2)受付にて、氏名・連絡先のご記入をお願いします。ご協力いただけない場合は入場をお断りします。
いただいた情報は、主催者が3週間保管し、その後廃棄します。必要に応じて保健所等の機関に提供する場合があります。
(3)受付にて、アルコールによる手指消毒をお願いいたします。ご協力いただけない場合は入場をお断りします。
(4)会場内では、マスク着用をお願いいたします。ご協力いただけない場合は、退場していただきます。
(5)ソーシャルディスタンスを確保するため、座布団を置いていない座席には、ご着席いただけません。ご協力いただけない場合は、退場していただきます。
(6)開演後、演奏が終わるごとにCO2濃度を測定し、CO2濃度が1000ppm程度を超えた場合は、5分間休憩して換気を実施いたします。
=====================================

出演者とプログラム

出演者 楽器 作曲者・曲目

La voce del Seicento

竹内茂夫

長井和泉

 

 

テオルボ

ソプラノ

Giovanni Battista Riccio: Regina Cœli (Il Terzo Libro delle Divine Lodi Musicali. Venetia: 1620)

Bellerofonte Castaldi: Un bocconcino di fantasia (Capricci a due stromenti cioè tiorba e tiorbino e per sonar solo varie sorti di balli e fantasticarie. Modena, 1622)

Giovanni Girolamo Kapsperger: Preludio 8mo (Libro Quarto d’intavolatura di chitarone. Roma, 1640)

Giovanni Battista Riccio: Adoramus te Christe 

宮里 安矢

ルネサンス ギター

ビウエラ

Alonso Mudarra
・Fantasìa del Quarto tono
・Fantasìa que contrahaze la manera de Ludovico 

山岡明子

バロックリュート

 J.G.Weichenberger
・Chaconne

W.J.Lauffensteiner
・Courante

Cornelia

小嶋 茂

保坂 あゆみ

 

テオルボ

コルネット

G.Kapsberger
・Già risi del mio mal
・Capona
・Veni,sponsa Christi

阿矢谷 充

バロックリュート

J.S Bach
・BWV998 Prelude

David Kellner
・Campanella in D

S.L Weiss
・Prelude in D major
・Giga in D-major

松尾 英樹

テオルボ

1.  Prelude Primo / G. Kapsberger
2.  Suite A-mol / R. de Visee
1) Prelude
2) Gavotte
3) Sarabande
4) Courant
5) Chaconne

久野 美穂 ルネサンスリュート

Adrian Le Roy
・Passemeze
・Pavane – Gaillarde
・Branle de Bourgongne (huitième – tiers – second)

米田 考

バロックリュート

 David Kellner
・Phantasia C dur
・Phantasia A moll
・Phantasia D moll
・Phantasia F dur

« Older entries