2020年8月27日発売の、日本唯一のラジオ専門誌・三才ブックス「ラジオマニア2020」に2本記事を書きました。
1つ目は「レトロモダンなデザインとアナログ表示にこだわった〜ステレオDSPラジオの製作」です。
自作機器の最大の弱点はそのデザインです。通常は市販のアルミケース等を使って作りますが、その仕上がりは「いかにも自作」といったものになりがちです。
今回は全国どこにでもある某日用品ショップの「あるもの」を使い、モダンデザインの巨匠・ブラウン社ディータ・ラムスによるラジオデザインのテイストを取り入れて作製しました。ブラウン社の歴史的名器であるSK2と、最近あまり見ることが無い横長のデザインを持つT52を参考にデザインを決めています。
この「あるもの」を使うとなんと6色のカラーバリエーションが実現できます。今回は明るいターコイズブルーをメインカラーに作製しましたが、ブラウンやレッド、ピンクなどのレトロモダンなカラーも選べます。この「あるもの」は非常に低価格ですがとても質感が高く、ラジオ完成後はこれが元は何の用途だったかはまったくわかりません。
あと、ラジオの意匠でデザインの要となる「周波数表示」には、アナログの電流計を応用しました。前回はArduinoを使い、ソフトウェアによるPWM制御で電圧計を駆動しましたが、今回はシンプルにオペアンプを使ったアナログ回路で機能を実現しました。
ステレオスピーカー部には、これまた全国にある某xxx円ショップで入手可能なあるものを使用しています。ネットでとても300円で入手できるとは考えられないくらい高性能!と話題になっています。
ということで最小限の手間と工作で、実用性に優れたレトロモダンデザインのステレオラジオが自作できます。さて本体その他に何を使って本機を作製したか?は、ぜひ「ラジオマニア2020」本誌でお確かめください!
全国書店、アマゾン等で入手可能です。
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