MacPlus

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以前、Mac Plusのディスプレーの液晶化をセンチュリーLCD-8000Vを使用して行いました。
このブログでも取り付け方法等を紹介していますが、非常にうまく行き、満足して使用していました。

ところが、センチュリーからLCD-8000Vを大幅にスペックアップした上位機種というべき、LCD-8000DAの発売がアナウンスされ、居ても立っても居られず、早速発売日に入手してMac Plusに取り付けてみました。

LCD-8000DAに交換したMac Plus

 LCD-8000DAは、LCD-8000Vと液晶サイズや外形寸法は全く同じで、筐体もほぼ同じです。
そのため、MacPlusへの取り付け方法も同じで、単純に交換するだけでOKでした。

LCD-8000DAは、8000Vに比較して、以下の点が良くなっています。

  • DVIがサポートされ、アナログVGAに比べて安定に接続できる。調整も不要で画質も大幅に向上。
  • 解像度がSVGA(800×600)からXGA(1024×768)にアップして、表示エリアが拡大された。輝度や視野角もスペックアップしている。
  • 無信号入力時に、バックライトがOFFするようになった。8000Vではマックをスリープ状態にすると青色の画面が出たままだったが、バックライトOFFで真っ暗になる。これでスリープが実用的に使用可能になった。

以上の改善点は非常に大きく、液晶Mac Plusの実用性が大幅に向上しました。
表示品質は非常に良く、解像度アップで表示エリアが拡大し、メインで使用しているAudirvanaは以前は横のドット数が足らず、画面から表示がはみ出していたのですが、下のように普通に表示できるようになりました。

Audirvanaとitunesの表示例

価格は8000Vより高くなりますが、上記のメリットは圧倒的です。
LCD-8000DAはコンパクトマック液晶化の決定版と言えると思います。

LCD-8000DAで実用性が大幅に向上した液晶Mac Plus

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ほぼ完成した液晶Mac Plusですが、キーボードはその辺の適当なものを流用していたので、デザインバランスが今ひとつでした。

同じアップルのキーボードを組み合わせるのも芸が無いので、他に何かいいものが無いか物色していたのですが、任天堂のポケモンタイピングDS用のキーボードが、Bluetooth接続でMacでも使用できるという記事を見て、これは使えそうだということで購入してみました。

非常にデザインが良く、JISキーボードなのですが、キートップには仮名表記が無く、英字キーボードのようです。

色が白で、Mac Plusのベージュっぽいボディーと若干乖離がありますが、バランスは悪くないと思います。
キーボードとしての使いやすさも非常に良く、とても気に入っています。

Bluetooth接続でケーブルが無いのもポイントが高いです。

マック用としてのキーの割当も特に問題なく、Fnキーを使ったショートカットも普通に使用できます。

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液晶MacPlus 発熱対策

液晶MacPlusにMac miniを入れて、しばらく使用していましたが、発熱による温度上昇が気になってきたので、対策を施しました。

まず、内部の配置を見直しました。

電源アダプターの配置を変更

以前は、本体と電源アダプターをぴったり付けて固定していたのですが、下部の通気口を塞いでしまい、かつ電源アダプターの発熱が本体に直接伝わっており、これによって温度が上昇していました。
電源アダプターを本体から離して、マジックテープでシャーシに固定しました。

それから、ケース上部の通気口部分に、小型のファンを取り付けました。

通気口に付けた小型ファン

SE30の背面に排気用のファンが設けられているので、それを真似てみました。
これは騒音源になるので、本当はあまりやりたくなかったのですが、12V動作のファンをUSBの5Vで駆動して、静音化を図っています。

あとON/OFF出来るように、背面にスイッチの付いたUSBハブ(BSH4U08)を貼付けて、そこからファンに接続しました。
液晶ディスプレーのLCD-8000Vの電源もこのUSBハブを経由して、ON/OFF出来るようにしています。

背面に貼付けたON/OFFスイッチ付きUSBハブ

この状態で、Mac mini内部の温度を「Temperature Monitor」という便利なソフトで測定してみました。

Mac mini各部の温度

温度の遷移

上の結果は室温21度で、電源投入から2時間半程度、定常状態で放置したものです。
ハードディスクの温度上限スペックが55度で、これが一番気になるのですが、47度に収まっています。

この状態でしばらく使用して、様子を見たいと思います。
電源投入用のレリーズは、結局背面から垂らしたままにしています。

これで、液晶Mac Plusは大体完成しました。

ほぼ完成した液晶MacPlus

キーボードとマウスのコーディネーションがいまいちですが、これらは追々アップグレードできればと思います。

AudirvanaでPaul O'Detteを聞く

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Mac miniに入れ替えた、新・液晶MacPlusの内部をご紹介します。

Mac miniを入れた液晶MacPlus内部

Mac mini本体と電源アダプターをホームセンター等で売っているマジックテープのベルトで、金属フレームに固定しました。
(発熱の問題があり、現在は配置を変更しています
DVI-VGA変換アダプターによってかなり奥行きを取られますが、小型のVGAケーブルを使用してぎりぎり収まっています。
USB、Etherコネクター・ケーブル等は、以前NP-11で使用したものをそのまま利用しています。

それで、Mac miniは電源スイッチが本体に付いており、MacPlusのケースに入れてしまうとアクセスできなくなるので、何らかの工夫が必要となります。Mac miniを分解したり、MacPlusのケースに穴を開けたりするのは嫌なので、カメラのレリーズを利用してみました。

使用したのは、エツミの「布製レリーズ 50cm」です。

先端部はカメラのシャッターボタンに固定できるように、ネジが切ってあるのですが、この部分を電子部品屋で売っているL型金具にナットを使って取り付けました。
そして、両面テープで取り付けできる「ペテット」をMac miniに貼付けて、L型金具を固定しました。

レリーズをL型金具に固定

Mac miniにペテットで固定

レリーズは、さすがフィルムカメラ時代から使用されている歴史があるためか、機械的精度や動作の滑らかさは抜群で、かつ非常に安価です。
今は、簡易的にこのレリーズを背面の穴から出して、電源投入を行っていますが、前面に輝度調整用VRの穴が空いているので、ここにレリーズの頭を出せるようにうまく固定できないか検討しています。

まあ、背面でもこだわらなければ電源投入は問題ないのですが。
前面にレリーズの頭を出すと、かえって見た目が悪くなるかもしれないので、このままの方が良いかもしれません。

*この改造等は、個人的に行っているもので、これを見て作成され何らかの不具合・故障・事故等が発生しても、当方は一切責任を負いません。あくまでも自己責任で行い下さい。

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以前作成した「液晶MacPlus」ですが、中身をエプソンのNP-11から、アップルのMac miniに入れ替えました。

Mac miniを入れた液晶MacPlus

作成当初は、主に音楽再生用としてiTunesを利用するためなので、Windows版でもMacOS版でも基本的に違いは無いだろうと思い、ファンレスでコストパフォーマンスが高いNP-11を採用し、Windows-XPの環境で使用していました。

ところが以前の記事にも書きましたが、Windows-XPでのiTunesはカーネルミキサーを通過することによる音質劣化があることが判明し、その後いろいろな再生環境を試したのですが、MacOS上で動作する「Audirvana」というソフトウェアの音質がすばらしく、なんとかこれを使える環境を液晶MacPlus上に構築できないか画策しておりました。

ちょうど非常にリーズナブルな値段の、中古Intel Mac mini(A1176)の出物を発見し、ここぞとばかりに購入して早速入れ替えてみました。
Mac miniのスペックは、Core Duo 1.83GHz , 2GB RAM ,120GB HDで、Snow Leopardが付いており、Intel Macとしてはちょっと古いですが、一応Audirvanaの動作条件をクリアしています。

Windows上で、iTunesを立ち上げている時は特にないのですが、通常の作業画面や他の音楽ソフトウェアを使用している時は「何かが違う」違和感を感じておりました。やっぱりこの筐体には、Mac OSのシンプルで美しいデザインが合っております。

今はまだMac miniの筐体を中に入れただけで、電源ボタンの処理などの課題がありますが、快適に使用できております。
Mac miniは空冷用にファンが使用されていますが、非常に静かで騒音は全く気になりません。発熱も現状では問題ありませんが、夏場は要注意かと思われます。
電源ボタンの投入方法について、Mac mini本体を分解したり、MacPlus の筐体を加工しないで出来るいいアイデアを思いついたので、実装したら別途ご紹介できればと思います。すでにそれ用の部品は購入しており、仮動作ではうまく行きそうです。

液晶MacPlus上で動作中のAudirvana

この「Audirvana」については別途ご紹介できればと思います。

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Mac Plus液晶化の鍵である、センチュリーLCD-8000Vの取り付け方法について解説します。

まず、Mac Plus本体からCRTや部品の実装された基板、FDドライブを全て取り除き、プラスチックのケースと金属フレームだけを残します。

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そして、CRTを止めていたケースのネジ受けポストを写真のように数mm、4箇所均等にやすりで削ります。この時ネジ穴に絶対に到達しないように注意深く削ります。

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LCD-8000Vを乗せてポストの内側にぴったり納まるまで削ります。

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日曜大工センターなどで売っている金属製の穴あきステーを利用して、液晶をケースに固定します。下の写真は長さ20cmのものを加工した例です。上部はそのままではケースに当たるので適当に内側に曲げます。あとCRT跡のネジ穴に合うように、上側の金属ステーの穴をやすりで広げます。

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このステーをLCD-8000Vに両面テープで貼り付け、CRTのネジ穴に長いタッピングビスでネジ止めします。(4 x 25mmを使用しました)
CRTを止めていたオリジナルのビスは長さが足りません。そしておそらくインチネジですので、同じ規格のものを見つけるのは難しいと思います。一般的に入手できるネジをそのまま使用しましたが、プラスチックのネジ穴で、一度タップされているので、何回も取り外しを行うことは無理があります。(当方は一度取り付けて、取り外しはまだ行ったことがありません)
一応脱落しないそれなりの強度で止まっているのですが、金属製のネジが切ってあるポスト等を埋め込むなどすれば、より強固に固定できると思われます。

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取り付けが完了した状態です。

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下の写真は前面から見たものです。
オリジナルに取り付けられていたCRTは湾曲しているので、ケースとフラットな液晶パネルとの間には少し隙間が出来ますが、あまり気にならないのでそのままにしています。
写真のようにCENTURYのロゴも見えていますが、こういった液晶パネルを製品化してくれたことに敬意を表してあえて隠しておりません。

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*この改造等は、個人的に行っているもので、これを見て作成され何らかの不具合・故障・事故等が発生しても、当方は一切責任を負いません。あくまでも自己責任で行い下さい。

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液晶Mac Plus

液晶Mac Plusを作成しました。

液晶MacPlus

Mac Plus(マックプラス)は自分で最初に買ったアップルのコンピューターで、当時は非常に高価でした。自分自身ではもっとも愛着を持てたマシンで、その後SE30、Centris610、PM7100、PM7300 etcを使用していきましたが、このPlusとSE30以外は躊躇なく処分しました。巷では以前からコンパクトマックに液晶画面を付けて復活させている試みがあり、自分もやってみたいと思っていたのですが、ついに実現することができました。
オリジナルのマックプラスは1986年に発売されたので、もう20年以上経っているわけですが、この愛らしいデザインはいまだに魅力的です。

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主にiTunesの再生用として使用しています。外部のDAC(e-mu 0404USB 写真右端)とは、AirMac Expressを経由して接続しています。(現在はUSBでの直接接続と併用しています)

iTunesではCDを全てApple loss lessでエンコードして取り込んでいます。オーディオ再生系は、高校生の時に作って以来使用しているEL-34シングル(UL5結)に今は亡きロジャースLS2の組み合わせで組んでいます。音質的には極めて満足度が高く、当方が別に使用している高級CDプレーヤーの再生音に全く引けを取りません。


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実は中身はEPSONのNP11-Vです。ここはMac Miniを入れたいところですが、NP11-Vの驚異のコストパフォーマンスと、コンパクトかつファンレスという仕様に魅かれてそれを使用してみました。オリジナルのマックプラスは、ジョブスの設計思想でファン等音を出すものがが入っておらず、静粛性が追求されていました。NP11-Vはハードディスクも非常に静かで、ケースに収めるとほとんど聞こえません。

心配していた発熱も今のところ問題なしです(下記、注 参照)。もともとマックプラスのケースには、冷却のため空気が対流するようスリットが多数設けられており、これが功を奏しているようです。NP11-Vそのものはいっさい加工せずそのまま使用しています。電源スイッチが右上部にあるのですが、背面の電池ボックスのあなから指を入れて電源投入しています。それほどやりにくい事もなく、スリープさせておけばあまり触ることは無いので問題なしです。

特にWindowsでもiTunesを起動してしまえば同じですし、あとはブラウザー(FireFox)くらいしか使わないのでNP11-Vにして良かったと思います。現代によみがえるジョブスの思想〜なんちゃって。

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今回の液晶化がうまくいったのは、このセンチュリーLCD-8000Vのおかげです。
最小限のマックプラス・ケース本体の加工で、ぴったりと収めることが出来ました。
このサイズの液晶で、VGA入力で使えるものは中々無く、あっても値段が非常識に高いものばかりでした。
詳しい取り付け方法は、別記事で紹介できればと思います。

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NP11-Vの本体への設置は、写真のようにクランプ一個で押さえているだけです。NP11-Vの台座裏面にはすべり止めが張られているので、これで特に動いたりはしません。(台座と本体は元々あまりしっかりは止まっておらず、ややぐらつきます)
NP-11Vは非常にコンパクトで、ケース内はまだまだ余裕があります。

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リアにはEtherとUSB2ポートを出しています。(背面はちょっと日焼けしてますが)

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もともとマックプラスのプリント基板が入っていたところに、秋月電子のユニバーサル基盤を同じ寸法に切断して入れています。当初ハンダ付けタイプのUSBコネクター等を付ける目論みでしたが、結局市販品のケーブルやEtherジョイントを両面テープで貼り付けているだけで済ませています。ケースの穴面に合わせるのが、この方が簡単でした。
特に、写真のUSB2基のケーブルは、ねじ穴寸法がケースのSCSI25ピンコネクターと全く同じでジャストフィットしました。

あと前面のキーボード用に設けられていた穴にも、それに合わせてUSBコネクターを基盤に付けています。

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NP-11Vは、USBコネクターが6基付いています。前述のUSBケーブルをハンダ付けタイプのUSBコネクターにピンヘッダー経由で接続しています。高さが低いのでケースに干渉することなく接続できます。

*この改造等は、個人的に行っているもので、これを見て作成され何らかの不具合・故障・事故等が発生しても、当方は一切責任を負いません。あくまでも自己責任で行い下さい。

(注)NP-11V自身の動作温度範囲スペックは、10~35℃です。ケースに収めてこれを越える場合もありますので、使用はあくまで自己責任で。

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